
つい先日facebook上でお友だちが紹介していた’詩’デスよ。
『ばかものよ』に共感した私達。ふふふ♪
童話作家、エッセイスト、脚本家である
茨木のり子さん(1926〜2006)が残された心に響く作品です。
自分の感受性くらい
ぱさぱさに乾いてゆく心を
ひとのせいにはするな
みずから水やりを怠っておいて
気難しくなってきたのを
友人のせいにはするな
しなやかさを失ったのはどちらなのか
苛立つのを
近親のせいにはするな
なにもかも下手だったのはわたくし
初心消えかかるのを
暮らしのせいにはするな
そもそもが ひよわな志しにすぎなかった
駄目なことの一切を
時代のせいにはするな
わずかに光る尊厳の放棄
自分の感受性くらい
自分で守れ
ばかものよ
実はこの詩、数年前のお誕生日を迎えた人生の先輩に送ったことがあったのです。歳上の方に向けて やや乱暴すぎる放り言葉ですが、受け取って下さると信頼して(^-^)
久しぶりに読み返しても、沁みます。
旅立ちの春だし
必ず新しいページを開かねばならない、あの人 このヒト…そして‘わたし’に向けて。
(投稿:kazumi🌸)
ー♥︎FEELYより引用ー