スタジ風景〜お帰りなさい＆いってらっしゃい、そして始まってます

昨秋のYGP日本予選にて授与頂いた短期スカラシップ。揺れる情勢の中でギリギリのタイミングでしたが、12月に横田卓音がヨーロピアン・スクール・オブ・バレエ（オランダ）に行ってきました。
本当にタイミングと徹底した環境を整えて渡航に漕ぎ着けたと言う感じでしたが、留学中、彼からの毎日の報告や感想を聞いて大人達一同は胸を撫で下ろしました。

帰国してからもホテル→自宅の隔離期間で、なかなか不自由な中でも毎日トレーニングを欠かさず、なんとかコントロールしていた様子です。出発前に送り出した女子達のエールを受けて、彼のキャパ以上に学び苦労してきたのか、そう言う意味でも逞しくなった様です。

晴れて外出許可となり、お正月早々２日からスタジオにやって来ました。思い切り動けるコンディションには、まだまだ。五感を働かせ丁寧にバーレッスンをして自分探しです。

久しぶりに会った顔には充実が広がり、頑固さは誠実さに変わりつつあり、男の子は瞬間のきっかけで大きく変化すると改めて実感しています。渡航前に口酸っぱくいったコミュニケーション力は、まだまだ合格点をあげられませんが。

そのバレエ男子はもう明日からのNBAコンクールに出発です。バリエーションの仕上がりには、時間が無さすぎましたが、バレエダンサーにはサバイバル能力も必須。
頑張っていただきたい。



女子チームは年末年始とコツコツと積み上げてきました。怪我を抱えてなど不安要素もありますが、出場するかしないか、どう向き合うかは本人達にイニシアチブを持たせています。もう、そんな年齢です。
毎回、確認をして。『危ない無理』でない挑戦はサポートしようと思います。
きっと、当日の場当たりが終わってギリギリまで見極めが必要でしょう。
本人も私も緊張します。

コンクールだから怪我を押してでも出るのではありません。（実際、最大目標としている本番はここではないので）
先ほどもあげた様にサバイバル能力に併せ、自己管理が大切だと本人が感じています。
いつも万全だとは限らない中で、準備したものをどうリリース出来るかが今回の目標かな。

お正月を返上してまで頑張る生徒達がいるなら、オンとオフを提案するし、出来るサポートはしたいと思います。

健康的に頑張るなら、それは爽やかでしょう。

いまはそう言う風向きなのかな、と。

小さいクラスには好奇心が広がる気配も感じつつ、一通りコンクールを経験した者は精査していくのだろうとも思います。

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皆んなが帰った後、熱さがこもったスタジオに冬の空気を招き入れ新しい年に思い巡らせています。




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